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お問合わせ


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世界基準の安全性

我々は世界基準に照準を合わせていることは言うまでもなく、それはカナダの品質保証と
食品安全システムにも当てはまります。私たちは、あらゆる人々に利益をもたらすことを
目的に規制を設け、その遵守に努めています。安全で高品質のビーフは、
もはやカナダの文化の一部なのです。

畜牛個体識別

カナダ国内の強制的な畜牛個体識別システムは、連邦政府の規制の下で
施行されるカナダ独自のもので、北米では初の試みでした。
カナダではこのシステムに基づき動物の健康が監視されています。

カナダ家畜追跡システム(CLTS)

CCIA(カナダ畜牛個体管理局)

カナダ畜牛個体管理局(CCIA)は、1998年に設立された業界主導の非営利の組織であり、カナダ畜牛個体識別プログラムのサポートのために技術とサービスの施行実施を専門に行っています。CCIAには、牛/仔牛の事業、肥育場(フィードロット)、オークション市場、加工工場、獣医師など、カナダ産業のあらゆる部門の代表者で構成される理事会が設置されています。CCIAの活動は業界および政府から強力な支援を受けており、動物の個体識別の分野において世界的なリーダーとなっています。

動物個体識別

RFID(無線式個体識別)タグは従来のバーコードシステムとは異なり、タグの読み取りを容易にする「見通し線」を必要としません。パッシブRFID技術の使用により、タグは電池を必要とせずに動物の固有の個体識別番号を保存できるため、動物の生涯にわたって識別情報を利用できます。

疾患根絶へのサポート

「正確で効率的な情報伝達カナダ」は国内の動物衛生プログラムを通じて、深刻な動物疾患の管理と撲滅への熱心な取り組みを続けています。カナダ食品検査庁(CFIA)が管理するこのプログラムは、疾患の継続的な監視を義務付けており、カナダ家畜追跡システム(CLTS)は、報告すべき疾患やその他状況の調査のために実施される追跡作業に不可欠なシステムです。

システムの仕組み

  • 牛が生後に飼育されていた群れを離れる際には、CCIA認定RFIDイヤタグを付けなければなりません。
  • すべてのRFIDタグには、全国データベースから割り振られた固有の個体識別番号が視覚的および電子的に埋め込まれています。
  • 国内のRFIDタグの配布網はすべてのタグの発行記録をCLTSデータベースに直接報告します。
  • 各個体に割り振られた固有の番号は、トレーサビリティを維持するために輸出段階または枝肉検査の段階まで管理されます。CLTSデータベースには、固有の個体識別番号のすべての履歴が保存されています。
  • カナダの家畜追跡システム(CLTS)では、CCIA限定RFIDイヤタグの使用のみ許可されています。
  • RFIDトランスポンダー(中継器)は電池を必要とせず、極寒または高温下でも使用することができます。
  • RFIDリーダーの電磁場がトランスポンダーに電源を供給すると、中継器が起動して動物の個体識別番号を発信します。

RFIDタグ

各RFIDタグには、カナダ畜牛個体管理局(CCIA)によって個別の番号が割り振られており、CCIA認定RFIDタグしか使用することはできません。

牛・仔牛用イヤタグ

牛が飼育されていた群れを離れる際は、それぞれCCIA認定RFIDイヤタグを装着しなければなりません。CCIAおよびカナダ政府は、仔牛の生年月日を年齢証明システムに登録することを推奨しています。

オークション

CCIA認定RFIDイヤタグを装着していない牛をオークションで売買することはできません。タグ番号と輸出手続きの日付は、CLTSデータベースに報告しなければなりません。

フィードロット(肥育場)

牛が飼育されていた群れを離れる際は、それぞれCCIA認定RFIDイヤタグを装着しなければなりません。CCIAおよびカナダ政府は、仔牛の生年月日を年齢証明システムに登録することを推奨しています。

食肉加工

パッカーは、受け取った牛のタグ番号を記録し、CLTSデータベースに報告しなければなりません。出荷された牛の個体番号は、CLTSデータベースから削除されます。

監査と執行

カナダ食品検査庁(CFIA)が、政府機関としてカナダ畜牛個体識別プログラムの監査と執行を担当しています。

カナダの動物衛生プログラム

カナダでは、動物福祉は私たちの社会を構成する要素と考えられています。
カナダで販売されているすべての家畜用薬剤は、ヒトに対する安全性を保証するためにレビューを受け、
連邦政府の承認を受けなければ牛に使用することはできません。

動物衛生におけるリーダーシップの発揮

家畜遺伝子の輸入に対する厳格な管理により、私たちはカナダ人として、国内で繁殖される牛たちの健康の保護に努めています。カナダ食品検査局(CFIA)の陸生動物衛生部は、輸出国における動物衛生状況のレビューを含む詳細なリスク評価に基づき、動物、胚または精液の輸入の可否を決定します。カナダでは、入国時検査・検疫のほか、国立外来動物センターで外来動物疾患(FAD)検査プログラムを実施しています。

動物疾患の監視

CFIAの動物疾患監視部門は、何らかの動物疾患が発生した場合にそれを検知し、制御プログラムが効果的に機能するために監視しています。全国的なネットワークにより、カナダ全国の獣医師、州、大学の診断検査機関、連邦政府がそれぞれの能力を発揮、協力して疾患を検出する態勢が整備されています。疾患が検出された場合、影響を受けた動物の原産地を迅速かつ正確に識別する能力は、カナダ家畜追跡システムによってサポートされています。報告すべき動物疾患についての調査結果は、OIE(国際獣疫事務局)に報告されます。他国との協力を通じて家畜と人の健康を守る最良のアプローチの確立を目指すカナダにとって、情報交換は重要な取り組みの一つです。

家畜用薬剤の承認と使用

カナダ食品・薬品法では、すべての家畜用薬剤は家畜産業で使用される前にカナダ保健省の承認を得なければなりません。家畜用薬剤は、食品として利用される健康な動物の生産において重要なツールです。牛肉中の家畜用薬剤の残留許容限度は、最大残留許容値(MRL)と呼ばれます。MRLは、人間が生涯にわたって毎日摂取した場合でも健康への悪影響はないと考えられる残留物の種類と量に基づいて決定されます。

残留化学薬品検査プログラム(NCRMP)

カナダの全国残留化学薬品モニタリングプログラム(NCRMP)は、牛肉の脂肪や筋組織、内臓器官などをサンプルとして採取し、残留化学薬品の検査を行ないます。このテストにより、農薬や工業薬品のほか、家畜用薬剤の残留度を監視します。検査により何らかの化学成分の残留が確認された場合、連邦の食品・薬品法が定める最大残留許容値に違反していないかどうかを調査、判定します。万が一、違反が発見された場合には追加調査を行い、適法であるかを調べる詳しい検査が行なわれます。

食品の安全は私たちの最も重要な優先事項です

カナダのHACCP(危害分析重要管理点
プログラム)牛肉安全システム

カナダはその安全性と保証対策のレベルの高さでよく知られています。カナダでは、食品の種類に関係なく安全性が優先事項となっており、カナダ人もそれを期待しています。カナダビーフは業界のリーダー的存在として、カナダの安全性に対するこうした姿勢を世界に対して体現しています。カナダの食品安全システムは、長年にわたり世界で最も優れたシステムを研究し、カナダ独自のソリューションを探求した結果として生まれたもので、その有効性は証明済みです。実際にヒトの健康に対する潜在的な脅威が発見され、報告されています。これは「常に正しくありたいというカナダ人の決意の表れでもあります。カナダの食品安全強化プログラムは、世界的な承認機関である国際食品規格委員会は(コーデックス委員会)が開発したHACCPシステムの原則に基づいています。コーデックス委員会は、消費者の健康の保護と、食品取引の公正な慣行を促進する調和の取れた国際食品基準の開発を目的として、1963年に国連食糧農業機関(FAO)とWHO(世界保健機関)によって設置された政府間組織です。
カナダは業界と政府との連携により、食品安全システムの継続的な強化に取り組んでいます。HACCP(危害分析重要管理点プログラム)食品安全システムの開発は、従来の食肉検査プログラムの枠組みを超えた取り組みです。HACCPは食中毒の予防に焦点を当てており、これは現在でもカナダの牛肉産業の最も重要な優先事項となっています。

HACCP重要な管理事項 (CCPs:クリティカルコントロールポイント)

HACCPは、潜在的な食品安全リスクの管理に関する特別な訓練を受けた従業員によって監視されるCCP(重要な管理事項)に基づき計画を策定しています。CCPは、食肉生産プロセスの各段階で発生が考えられる、生物学的、物理的または化学的危険性を包括的に分析して決定されます。HACCPプランの有効性は、カナダ食品検査庁(CFIA)によって承認された臨床試験またはその他の測定可能な方法を利用する検証手続きによって確認されます。

必須プログラムとHACCPプラン

完全なHACCPシステムの実施は、すべてのカナダの食肉工場に義務付けられており、必須プログラムの実行とHACCPプランの策定の両方が必要です。連邦政府により検査を受けた食肉工場のみが、国内向けの製品出荷と、海外向けの製品輸出を許可されます。必須プログラムは、すべての食肉生産プロセスの食品安全性を高めるための一般的な手順または適正製造基準(GMP)です。HACCPプランは、必須条件プログラムが策定する基盤に基づき構築され、生産プロセスごとに設計されています。

カナダ食品検査庁(CFIA)による検証

肉製品は、その生産プロセスに関するHACCP計画が策定されるまで販売することはできません。食肉原料の供給者、冷蔵および冷凍施設を含むサプライチェーン全体についても、食品の安全性をサポートするHACCPシステムを策定しなければなりません。HACCPシステムが正しく機能していることを確認するために、各業務についてカナダ食品検査庁の検証を受けなければなりません。検証には、HACCPの文書と記録のレビュー、およびCCPの監視と検証手順に関する現地検査が含まれます。

牛の出荷に関する
カナダの食品安全システム

カナダビーフの優位性

カナダビーフ業界は、消費者の皆さまの期待に応えるべく、カナダビーフの需要拡大にしっかりと取り組んでいます。
以下に示す4本の柱は、カナダビーフの根幹を成しています。

生産者について

牛肉について

世界基準の安全性

サスティナビリティー