常に誇りと伝統を胸に、
カナダ産ビーフを生産・出荷します。
独自の飼育環境を確保し、
妥協することなく最高品質の
カナダ産ビーフを追及します。
カナダの風景に溶け込む牛たち。
牛は健やかな生態系の維持には
欠かせない存在
カナダの牛たちが私たちの環境のために
静かに、しかし力強い貢献を
してくれていることをご存じですか?
ニュースの見出しを飾ることがない牛たち…
そんな彼らの秘められた私生活に迫ります。
牧草地の草は、ただそこに存在しているだけで価値があるのです。カナダの牧草地と草原は最大15億トンもの炭素を貯蔵することができます。これは年間362万台の自動車の排ガス量に相当します。草地を耕作地にすることで、土壌有機炭素が30-35%も減少してしまうと考えられています。
健康な土壌は生命の維持に不可欠なものです。牛の排泄物に含まれる栄養分は土壌を豊かにし、健康な草に欠かせません。健康に育った草は、ギラギラと照り付ける日差しと激しい雨から地表を保護します。牛たちはいわば、究極の肥料散布機と言えるでしょう。
牧場の牛たちは、鳥たちが生息する草原の維持にも一役買っています。国内の農地にある野生生物の生息地のうち、実に68%は牛たちが飼育される放牧地なのです。また牛の放牧は鳥類の過剰繁殖を抑制し、そのことが結果として鳥たちの生息地の確保につながっています。
牛の驚くべき能力をご存じですか?人間は草を食べて栄養を摂取することはできませんが、牛たちはそんな草を食べて消化し、自然界でも最もタンパク質が豊富といわれる「牛肉」を私たちに提供してくれます。
カナダビーフ業界は、消費者の皆さまの期待に応えるべく、
次の4つの柱を根幹にカナダビーフの需要拡大にしっかりと取り組んでいます。
① 動物の保健衛生 ② 食品の安全性 ③ 格付け基準 ④ 牛肉の品質
カナダ持続可能牛肉協議会が第2回全国牛肉持続可能性評価(NBSA)を発表しました。
この評価は、2014年から2021年までの7年間の厳格な科学的分析を反映し、温室効果ガス排出量、
生物多様性、炭素貯留、人々の健康と安全、動物のケア、経済的貢献などの持続可能性指標におけるカナダの
牛肉セクターの進歩を基に算出しています。
日々、カナダの牛肉産業は環境問題に配慮し取り組んでおります。
牛肉1キログラムの生産*では、温室効果ガスの排出量が15%減少しました。これにより、2030年までにカナダの牛肉業界目標である排出強度の33%削減に向けて進んでいます。
*骨は含まず
⽜の飼育に使われる⼟地は、⼟壌有機炭素19億トンを蓄積していると推定されています。
これは、年間の20億台以上の乗⽤⾞が排出するCO2排出量に相当します。
牛の飼育に使われる土地では、野生動物の生息地の能力が増加しています。
カナダのすべての作物畑や牧草地を考慮すると、牛の飼育に使われる土地の74%が野生動物が繁殖に役立っています。また土地の55%が食物を見つけるために重要な生息地を提供しています。