生産者について
牧場経営者や農場経営で成り立つ私たちのコミュニティは、誠実さ、勤勉さと問題解決力などの価値を重視して農場を経営しています。私たちは、長年の経験と実績に基づいて牧場経営を行っています。
カナダについて
カナダは3つの海に面し、250万の湖と川を持つ広大な国で、国内だけでも7.5のタイムゾーンに区分されています。その国土はロッキー山脈のように高く、プレーリーのように広大で肥沃であると同時に、カナダ楯状地(カナディアンシールド)のように悠久の歴史を有していいます。国土は新鮮な空気と清浄な水に満たされ、その気候と環境は家畜の放牧に最適です。
またカナダでは、豊かな大地とそこで育てられた動物たちが人々と共存しています。人々は勤勉で想像力に富み、広大な土地で専門知識を駆使してイノベーションを生んできました。私たちは自らが築き上げてきた「ベストプラクティス」に基づき、自然界における人間と動物の役割を理解し、平和、秩序、正しい行いのために国内外で活動しています。そしてこうした姿勢は世界の規範となっています。
私たちの価値の源、労働意欲の源は、カナダそのものなのです。カナダの人々の献身的な力、カナダの持つ力がすべて結集されたともいえるカナダビーフは、素晴らしいブランド・製品に成長しました。カナダの農家は世界的レベルの遺伝学のサポートを受けつつ、家畜に対して行き届いた世話を行っています。高品質の牛肉の生産は、仔牛を作る段階から始まっています。すべてのカナダビーフは、世界クラスの基準と品質への取り組みを通じて、安全かつ健全な状態に保たれています。
カナダ農業の伝統
畜牛の生産は、300年以上にわたってカナダの農業の伝統の根幹を担ってきました。1600年代にカナダに渡ってきた入植者は、畜牛により肉、牛乳、革を得てきました。生産は拡大し、現在、カナダ全土には約60,000軒の畜牛農場および牧場があります。カナダの畜牛産業は、世界中のお客さまのために栄養価が高く、高品質で安全な牛肉および仔牛肉製品の生産を行っています。
カナダにおける畜牛の育成
牛肉生産のために牛を育てるプロセスは通常、繁殖牧場で始まります。カナダでは夏に繁殖が行われ翌春に仔牛が生まれます。離乳後、仔牛には飼料、シェルター、寝床が与えられカナダの冬を過ごします。冬の間は、厳しい寒さと雪が自然の障壁となることで病気から仔牛を守ります。仔牛の体重が300〜350 kgに達すると、慎重に配合された穀物が与えられます。こうすることで締まった脂肪と十分な霜降りで豊かな風味を持つ、柔らかい肉が生産されるのです。
高品質のビーフ生産
カナダの牛肉産業は、消費者の期待に応えることで、カナダビーフの需要の拡大にしっかりと取り組んでいます。カナダは世界有数の牛肉生産国の一つであり、長年にわたり牛肉生産量の約半分を国際市場に輸出してきました。
カナダの自然環境
カナダは世界で2番目に大きい国で、新鮮で豊富な水と広大な国土を誇ります。カナダでは、3分の1の土地は畜産以外の農業にはあまり適していないため、畜産業によりこうした土地を効率的に利用しています。畜牛はバランスの取れた生産的な農業システムに大きく貢献しています。牛たちには作物の輪作システムの一部である牧草とマメ科植物が与えられますが、これにより土壌肥沃度が改善され、土壌侵食が軽減されます。カナダの牛肉産業は技術と管理方法の進歩により1981年から2011年の間に、温室効果ガス(GHG)の排出量 フットプリント(天然資源の消費量)の15%削減に成功しました。これにより2011年のカナダの牛肉生産量は1981年と同レベルであったにも関わらず、繁殖牛数、牛出荷数、土地をそれぞれ29%、27%、24%削減することに成功しました。
カナダビーフの優位性
カナダビーフの優位性は、消費者との心のつながりに加え、カナダビーフブランドの機能的および科学的な証拠を示す4つの柱で説明することができます。カナダビーフは妥協のない卓越した品質に対する取り組みの賜物です。カナダビーフは、カナダ独自の景観と環境によって作られているのです。カナダは持続可能な牛の飼育の分野で常にリーダーシップを発揮しており、私たちの努力が結集されたのがカナダビーフなのです。カナダは安全性と優れたガバナンスを重視しており、カナダの畜産業はこうした取り組みの象徴でもあります。様々な要素が結びついて成り立つカナダビーフは、カナダそのものを体現するものであると同時に、世界に通用するブランドでもあります。